アトピーがひどかった頃のお話 1
アトピーっ子を持つ母として、みんな思うこと、それは「いつか薬を塗らない日々を過ごしたい」。
首や手首、肘や膝の裏側、脇腹、おしり。。。そして頭の中!!
一日中バリボリ搔きむしる我が子を見て、その度に保湿剤や痒み止めを塗り、赤みが強い時はステロイド。。。そんな方多いと思います。
うちのまもなく3歳になる花子さんが、ほとんどステロイドを使わなくて過ごせるようになるまでの紆余曲折した経緯をまずは二回に分けて書いておきたいと思います。
第一子は肌も丈夫で脂漏性湿疹以降、これといった皮膚トラブルもなく平穏に過ごしていました。
みんなそんなもんだと思い込んで二人目を出産。
ところが第二子の花子さん、とんでもなく肌の弱い子だったのです。
一人目の太郎は1歳以降親と同じ市販のシャンプー(ツバキ)や、ボディソープ(ビオレ)を使っても平気だったのに、二人目の花子、生まれた時はエルバビーバのオーガニックソープとベビーバターを使ってるのにカサカサ、プツプツとした赤みまでありました。
初めは合わないのかなと思い、ネットで調べてクチコミ評価も高かったナチュラルサイエンスのママアンドキッズシリーズ、ベビー全身シャンプーとヘアシャンプーフレイチェのシリーズを使いました。二つ合わせて約3000円。
保湿も大切というのでミルキーローションも買いました。全身に使ってみるとあっという間に無くなるので、380mlのものを買うようになり、そちらは4500円。
一ヶ月半くらい持つのですが、それで合わせて7500円てとこです。
うーん。高い。けど、まあ可愛い我が子のためと思い半年ほど使いました。
結論。
合ってるのか合ってないのか知らないけど、肌はカサカサのままでした。
夏になるとあせももできて、搔きむしりから黄色ブドウ球菌が入り、とびひになることもしばしば。
その度に皮膚科で抗生物質の飲み薬とアクアチム軟膏をもらって治します。
(軟膏だけだとやっぱり治りません。抗生物質飲むと1発なんですけど)
それどころか、一歳のある時、オムツかぶれのおしりの傷からとんでもない病気になってしまったのです。
蜂窩織炎。
初めは保育園から「午前中は元気に遊んでたんですけど、昼から急にぐったりして熱を測ると40度もあるんです」と連絡が。
迎えに行き、もともと風邪の症状も無かったし、肺炎?突発?と熱の原因に悩みましたがふとオムツを替えようとみると右のお尻が真っ赤に腫れて腫れたところが硬くなっているのです。
しかも、そちら側の足の付け根のリンパがあり得ないほどモッコリと腫れている。
さすがにこれは何か関係がありそうかなと、すぐにかかりつけ医に連れて行って経緯を話すと、血液検査の結果、白血球も炎症数値もとても高い、恐らく即入院になるので大きな病院に紹介状書きます、と言われました。
大学病院で検査の結果、蜂窩織炎とわかりました。
原因はオムツかぶれの搔きむしりから、黄色ブドウ球菌が入り、その炎症が脂肪の層までいってしまって起きたとのこと。
ひどいと組織が壊死してしまい、患部を切除することもあるとか。
エコーなども撮り、なんとかそこまで深く行ってなさそうな気もするので点滴して様子を見ましょう、となり、10日ほど入院して無事に点滴治療で治すことができました。
えー!たかがオムツかぶれですよね?
一歳児がお尻掻いただけで、こんな事になるのー!!??
って感じです。
さて、そこからは、卵アレルギーもちの花子さん、(アレルギーと皮膚疾患は密接に関係もあるので、)入院した大きな病院でアレルギーと皮膚の両方を定期的に見てもらうこととなりました。
続きは次回。